M&A

法務デューデリジェンス

ベトナムでの特徴・概要

ベトナム企業のM&Aにおける法務DDは、対象会社のIRC・ERC・事業ライセンスの有効性確認、外資規制への適合性、過去の出資・増資・持分譲渡の適法性、土地使用権(LURC)の取得経緯と有効性、労働契約・社会保険の遵守状況、訴訟・紛争の有無等、広範な項目をカバーします。ベトナム企業特有の論点として、設立時の払込資本の未払、簿外取引の存否、二重帳簿リスク、社員総会・株主総会議事録の適正性、社会保険や組合費の未払等にも注意が必要です。

CastGlobal Vietnam で対応可能な業務範囲

  • 対象会社の規模・業種に応じたDDスコープの設計
  • 中間報告レポート・フルDDレポートの作成
  • ベトナム語資料のレビュー、現地当局への公開情報ベース照会
  • 対象会社へのインタビュー実施
  • 発見リスクのSPA表明保証・補償条項等への反映助言
  • クロージング前提条件へのリスク組み込み助言

法務DDでよくある論点

Q DDのスコープはどこまで広げるべき?
Q ベトナム企業特有のリスクは?
Q ビジネスラインをどこまで引き継ぐ?
Q 労働・社会保険・労働組合費の未払はどこまで遡って確認すべき?
Q DD結果はSPAの表明保証・補償条項やクロージング前提条件にどう反映する?

買収ストラクチャーの検討

ベトナムでの特徴・概要

ベトナム企業の買収ストラクチャーには、出資持分譲渡(既存社員・株主から取得)、新株引受による増資参加、資産譲渡等の様々な方法があります。業種によって異なる外資規制に服する場合があり、また、外国投資家による株式・持分取得は、場合によってM&A承認手続きが必要となり、事前確認が不可欠です。
また、買収対価の払込・送金にあたっては、対象会社が外資企業(FDI企業)に該当するか否かに応じて、利用すべきベトナム国内銀行口座が異なります。対象会社が外国投資家の出資比率51%以上等によりFDI企業として直接投資資本口座(DICA:Direct Investment Capital Account)を保有する場合、買収対価はDICAを経由して送金する必要があります。一方、対象会社がFDI企業に該当しない場合や、外国投資家が少数持分のみを取得する間接投資のケースでは、外国投資家自身がベトナムの銀行で間接投資資本口座(IICA:Indirect Investment Capital Account)を開設し、当該口座を通じて対価を送金することになります。買収ストラクチャー検討の初期段階で、対象会社のFDI該当性、出資比率の推移、口座開設・名義変更の要否、送金通貨(VND建て/外貨建て)を整理しておくことが、クロージング遅延を防ぐ上で重要です。

CastGlobal Vietnam で対応可能な業務範囲

  • ストラクチャー別のメリット・デメリット助言
  • 必要許認可・所要期間の整理
  • 税務効果の概要分析(会計事務所と連携)
  • 外資規制への適合性確認
  • 将来のEXITを前提としたストラクチャーの検討

買収ストラクチャー検討でよくある論点

Q M&A承認手続(M&A Approval)が必要になるのはどんな場合?所要期間と必要書類は?
Q 業種別の外資規制はストラクチャーにどう影響する?
Q 買収対価の送金はDICA(直接投資資本口座)とIICA(間接投資資本口座)のどちらを使う?口座開設・名義変更・送金手続の流れは?
Q クロージング前後の送金実務で注意すべき点は?(外貨送金、ベトナム中央銀行・銀行への届出等)
Q 将来のEXITを見据えたストラクチャー設計のポイントは?

買収ストラクチャーに応じた契約書・MOUの作成、契約条件等に関する交渉

ベトナムでの特徴・概要

M&AプロセスではNDA、LOI/MOU、SPA(株式譲渡契約・持分譲渡契約)、SHA(株主間契約)、エスクロー契約等、段階に応じた多様な契約書が必要です。ベトナム法の強行規定を踏まえた契約設計が求められ、表明保証・補償・クロージング前提条件等の交渉も重要です。

CastGlobal Vietnam で対応可能な業務範囲

  • 英文・日本語・ベトナム語での各種契約書ドラフト・レビュー
  • 相手方との交渉サポート
  • 表明保証条項のリスク配分の助言
  • DD結果を踏まえた補償条項の設計
  • クロージング条件の組み立て
  • 買収後の定款のドラフト作成

M&A契約・MOUでよくある論点

Q LOI/MOUの法的拘束力はどこまで持たせるべき?独占交渉権はどう設計する?
Q SPAの表明保証・補償条項はベトナム法上どこまで有効?
Q クロージング前提条件(CP)にどんな事項を盛り込むべき?

合併契約の作成、合弁会社運営に係るサポート

ベトナムでの特徴・概要

ベトナムでの合弁事業は、出資比率設計、取締役会・社員総会の運営、デッドロック解消メカニズム、追加出資義務、優先買取権・タグアロング・ドラッグアロング、競業避止義務、配当ポリシー等、合弁契約・定款で詳細に規定する必要があります。ベトナム企業法上、社員総会・株主総会の決議割合や定足数が日本と異なるため、契約条項と定款のベトナム法への整合性確保が重要です。

CastGlobal Vietnam で対応可能な業務範囲

  • 合弁契約(JVA)・定款のドラフト作成
  • 出資比率に応じたガバナンス設計
  • デッドロック解消条項の設計
  • 合弁開始後の社員総会・取締役会運営サポート
  • パートナーとの紛争予防・解決支援

合弁・合併でよくある論点

Q 出資比率と社員総会・取締役会の決議要件はどう設計する?拒否権事項はどこまで?
Q デッドロック解消メカニズムの典型は?
Q 少数派保護の盛り込み方は?

業務提携のストラクチャー(ライセンス、販売代理等)の検討、契約書の作成、契約条件等に関する交渉

ベトナムでの特徴・概要

資本参加を伴わない業務提携として、ライセンス契約、販売代理店契約、フランチャイズ契約、技術移転契約、OEM契約等が考えられます。ベトナムでは技術移転契約は科学技術省への登録が義務付けられる場合があり、フランチャイズ契約も商工省への登録が必要です。販売代理店契約では、独占権の付与、地域制限、競業避止など、当事者間の利害が対立しやすい論点を慎重に設計する必要があります。

CastGlobal Vietnam で対応可能な業務範囲

  • 各種業務提携スキームの比較検討
  • 必要な行政登録(技術移転登録、フランチャイズ登録等)の有無確認
  • 契約書のドラフティング・レビュー
  • 必要な登録手続のサポート
  • 契約交渉支援
  • 契約解除時のリスクを踏まえた条項設計
  • 知的財産権の取扱いの条項設計

業務提携でよくある論点

Q 技術移転契約は科学技術省への登録が必要?
Q フランチャイズ契約は商工省への登録が必要?
Q 販売代理店契約で独占権・地域制限・最低購入量を設定する際の注意点は?
Q ライセンス料の送金の際の論点は?

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