【2021年労働法】時間外労働(残業)については法令上どのような制限がありますか。
- 2021.05.10
- 労務
- 賃金・給与
回答 労働法107条1項によれば、時間外労働とは「法令、集団労働協約または就業規則に定める通常の労働時間外で労働に従事する」ことをいうとされています。ここに労働契約への直接の言及がありませんが、労働契約は法令によって効力が認められているので、ここに含まれます。したがって、労働契約に定めた勤務時間外の労働が原則として時間外労働に当たります。 時間外労働については、以下の制限が存在します。 ・労働者の同意を得ない時間外労働の禁止(労働法第107条2項第a号) ・1日の残業時間は、所定の労働時間の50%を超えないこと(同条同項第b号。例えば、8時間となっている場合は、残業は4時間までとなります) ・1月あたりの残業時間が40時間を超えないこと(同条同項第b号)...
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