労働者の兼業を禁止できますか。
- 2015.06.30
- 労務
- 就業規則
日本では、いわゆる正社員として会社で働く労働者は、副業を禁止されるのが一般的です。では、ベトナムでは、兼業(ここでは、一人の労働者が、複数の使用者との間で労働契約を締結することを意味します。)は法的にどのように扱われるでしょうか。 「労働法」第21条は以下のとおり規定します。 第21条 複数の使用者との労働契約の締結 労働者は、複数の使用者と労働契約を締結することができる。しかし、締結した内容を十分に履行できることを保証しなければならない。 複数の使用者と労働契約を締結した場合、労働者の社会保険および医療保険への加入は、政府の規定に基づいて行うものとする。 同条によれば、労働者は、締結した内容を十分に履行できることを保証する限り、複数の使...
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