同業への転職を禁止することはできますか。
- 2015.06.30
- 労務
- 就業規則
労働者に対して、競業を制限又は禁止する義務に関する条項を設けることが適法か否かは、法律上必ずしも明確ではありません。 労働・傷病兵・社会福祉省に対するヒアリングでも、担当者によって一律ではないものの、「労働法」第10条第1項の規定(「労働者は、法で禁止されない限り、あらゆる使用者にあらゆる場所で雇用されることができる。」と規定されています。)に違反するとして、このような合意は無効との回答を得ることも珍しくありません。 しかし、実務上は、一定の幹部クラスの人材に対して、競業禁止の義務を課す必要性が高いケースもあるため、対応が難しいといえます。 実際のケースでは、就業規則において、在職中及び退職後3ヶ月等の期間は、労働者全体に対して、一律...
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