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海外からの借入れ及び返済に対する外貨管理に関する2022年9月30日付中央銀行通達第12/2022/TT-NHNN号について

  • 2022.11.07
  • 組織体制、契約管理
  • 外貨管理

2022年9月30日、海外からの借入れ及び返済に対する外貨管理に関する中央銀行通達第12/2022/TT-NHNN号(以下「本通達」といいます。)が公布されました。本通達は2022年11月15日から施行されます。 本通達は、海外からの借入れ及び返済に対する外貨管理に関する中央銀行通達第03/2016/TT-NHNN号(以下「通達第03号」といいます。)に代わって、通達第03号に規定されているのローン登録・ローン変更登録に関する手続をいくつか改正しています。 以下のとおり、本通達に規定されている重要な改正点を説明します。 1.登録不要なローンに関する規定の改正 通達第03号第9条3項によれば、期限に返済できなかった短期ローンについては、ローンの引出日からの満1年時点から10日以...

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ベトナムにおける外貨使用の規制について
ベトナム領域内におけるすべての取引、支払、価格表示、広告、値札、契約書における金額の表示は、一部の例外を除いて外貨をもって行うことができないとされています(外貨との併記を含む。法令第06/2013/PL-UBTVQH13号第22条(法令第28/2005/PL-UBTVQH11号により修正))※。 なお上記の例外については、通達32/2013/TT-NHNN号第4条(通達16/2015/TT-NHNN号により修正および追加)に定められています。 こちらについては例外が相当数ありますので、気になる方は個別に確認して頂きたいですが、日系企業にも関わりがあるようなものですと、例えば外国人労働者の給与については外貨での支給が認められています(通達32/2013/TT-NHNN号第4条第14項)。 ※こちらについては、根拠として政令70/2014/ND-CP号や通達32/2013/TT-NHNN号を記載しているものもありますが、本稿では上位規範である法令(PHÁP LỆNH)を根拠として記載しております。 ベトナム国内において、上記の例外に当てはまらないにも関わらず外貨を用いた取引を行った場合、当該契約は法律91/2015/QH13号(民法)第123条により無効になると解されます。 また、上記に加えて、例えば会社組織がベトナム国内の契約等において外貨を表示した場合には、6000万VND~1億VNDの範囲で罰金が科される可能性があります(政令88/2019/ND-CP号第23条第4項N号。違反行為によって具体的な罰金やその他の行政罰が異なりますので、罰則の詳細を確認したい方は当該第23条全体をご確認下さい)。 慣行としていまだに契約書等に外貨が記載されている例を見かけることも多いですが、上記のように法令上規制されているため、自社のベトナム国内の契約書や値段表記等についてはしっかりご確認ください。
  • 組織体制、契約管理
  • 2019.05.16
  • 外貨管理
金融機関の外貨貸付についての新規定について
最近、貸付について新しい規定が施行されました。 外国からベトナム国内への貸付についての規定ではなく、ベトナムの金融機関、外国銀行の支店から住民である借主への外貨で貸付に関する規定ですので影響は限定的です。   具体的には、通達42/2018/TT-NHNN号(以下「本通達」という。)が通達24/2015/TT-NHNN号のいくつかの条件を修正、補充し、金融機関・外国銀行の支店(以下「金融機関」という)が借主である住民に対して外貨を貸付することについて規定しています。 本通達は2019年1月1日より効力が発生しています。本通達の概要内容によると、金融機関は、以下の借主の需要に対して外貨で貸付する許可が得られます。   a) 短期ローン:ベトナム国内需要に応える事業活動を行うことを目的する品物・サービスの輸入の金額を外国へ決済するため。この規定は2019年3月31日まで有効。 b) 短期ローン:ベトナム国境を通過して品物を輸出する事業活動を行うため品物・サービスの輸入の金額を外国へ決済するため。 c) 中期ローン及び長期ローン:借り主が貸付を返済するために事業活動の収入からの外貨が足りるとき、品物の輸入の金額を外国へ返済するため。この規定は2019年9月30日まで有効。 d)短期ローン:生産の収入からの外貨がない又は足りなく、工商省により毎年のガソリンを輸入する指数を割り当てられるガソリンの輸入する大手企業に対して、ガソリンを輸入する金額を外国へ決済するため。 đ)短期ローン:ベトナム国境を通過して商品を経営するため、国内の資本需要に応えるためである。 e) ベトナム政府が承認を得た外国でのプロジェクトに対して、外国へ投資するために貸付をするため。 (本通達第1条1項参照)
  • 組織体制、契約管理
  • 2018.07.23
  • 外貨管理
ベトナムの国内金融機関は外国の企業に対して金銭の貸付が可能でしょうか。
ベトナムには様々な金融機関がありますが、外国に籍のある企業(例えば日本に設立された日本企業)に対し、ローンを組むことはありえるのでしょうか。 ベトナムの金融機関が担保を取るなどの方法で、外国企業の与信を管理し、貸し出す可能性もあるのではないかという気もします。 なお、ベトナム金融機関から、ベトナムにある日系企業に対しては問題なく貸し出すことが可能です。 金融機関の貸付活動を規定する通達39/2016/TT-NHNNに基づき、ベトナム金融機関から金銭を借りる対象者は、外国における成立されていたとしても、ベトナムで合法的に活動する法人でなければなりません。 この規定に基づくと、外国企業は、ベトナムにおけるプロジェクトがあること(すなわち「投資登録証明書(IRC)」を取得しているプロジェクトがあること)が必要とされています。 また、このプロジェクトがあると考えられる場合であってもお金を借りることができるか、できないかは、銀行の意見に依存することになります。 しかし、複数の銀行にヒアリングしたところ各国内銀行は、外国企業に金銭を貸し付けた実績がないということでした。 やはり担保の取得などの面でリスクも高いなどという理由で、貸し出している銀行がないというのが実情のようです。 今後、ベトナム金融機関の方針転換や与信管理の変化などによって、外国に籍を置く企業へ貸し出しする可能性もないとは限りませんが、現時点では難しいという状況です。
  • 組織体制、契約管理
  • 2018.04.13
  • 外貨管理
ベトナム国内において外貨(ベトナムドン以外)での表記・取引は問題ありませんか。
06/2013/UBTVQH13で修正された外貨管理法第22条では、以下のとおり規定されています。 Article 22. Provision on limited use of foreign exchange Within the territory of Vietnam, all transactions, payments, listings, advertisements, quotation, pricing, writing price on contracts, agreements and other similar forms of residents and non- residents must not be effected in foreign exchange except for cases permitted in accordance with regulation of the State bank of Vietnam. 本規定に基づき、ベトナム国内では、全ての取引、支払い、見積り、価格記載などについて外国為替で行われてはならないとされています。 そのため、メニューの価格表示や契約書の金額表記なども、ベトナム国内においては「ベトナムドン(VND)」表記が義務付けられています。 実務上、不動産取引等で米ドル(USD)表記が使われている契約も見ることがありますが、外貨管理法上は違法であり、罰金を受けるケースも出ていますので注意が必要となります。 *外貨建ての不動産売買・賃貸契約で摘発(Vietjo) https://www.viet-jo.com/news/law/101001094039.html  
  • 組織体制、契約管理
  • 2017.04.12
  • 外貨管理
外国からの長期ローンについて、返済期間を変更する場合に国家銀行への登録変更が必要ですか。
通達03/2016/TT-NHNNの第15条によると、 国家銀行が承認した長期ローン登録済み証明書の内容における情報の変更があれば、 国家銀行に対して、本通達における第16条、第17条に従って借入の変更の登録を行う必要があります。 しかし、次のケースは例外として変更登録が不要です。 ①登録済みの返済計画より10日間程度の変更の場合。この場合、ローンの受け取り・返済の口座を持っている銀行に通知すればよい。 ②次の情報変更が発生する場合、国家銀行に文書にて通知すればよい。  +借手(ベトナム企業)の住所変更(同じ省・省レベルの市におけるに住所変更)  +貸し手が多数ある場合、全ての貸し手の代表である企業ではない貸し手の変更  +ローンの受け取り・返済の口座を持っている銀行名の変更