ベトナムにおける労働組合の歴史的な役割について教えてください。
- 2015.06.30
- 労務
- 労働組合・労働協約・ストライキ
ベトナムの労働組合は、1986年のドイモイ政策を契機に、ベトナムが純粋な社会主義から社会主義市場経済に移行していく中でその主要な役割を変化させてきています。 そこで、簡単に歴史と共に労働組合の主要な役割を見ていきましょう。 1.1980年代以前のベトナム労働組合の理解 「1980年憲法」第10条は、ベトナムの労働組合について以下のとおり規定していました。 ベトナム総労働組合はベトナム工人階級の最大の大衆組織であり、共産主義の学校であり、経済管理、国家管理の学校である。その職務の範囲内において、労働組合は国家の仕事、国家機関の活動の検査、および企業の管理に参加し、工人、職員を教育し、社会主義競争運動を組織し、国家機関とともに工...
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