税関法の定める企業における 事後検査手続の動向とその概要(2015年1月現在)
- 2015.01.30
- 税関
- 税関一般
1.新税関法における事後検査の強化 2015年1月1日施行の新税関法(54/2014/QH13)において、税関が税関申告者の税関法違反等を疑った際に行う事後(通関後)検査の内容について明確化されました。これまでも、事後検査は税関機関の拠点や、各企業の拠点で行われてきましたが、新法で明確に記載することで、税関が事後検査を強化する姿勢を明確化したといえます。 実際に、2014年後半くらいから特に輸出加工企業(EPE)に対する事後検査の件数が増えている印象だったのですが、その印象を裏付ける実績として税関総署副長官は以下のとおり発表しています。 2014年の事後検査の件数 : 3697件 そのうち、企業で行われたものの件数 : 787件 追徴課税総額 ...
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